基本的には、溶接材料を上下電極で挟み込み電極を回転させながら溶接電流を流す抵抗溶接です。加圧部の溶接材は、溶接電流による接触抵抗熱により分子拡散して接合します。接触抵抗熱を得るためには、接触加圧力が強からず弱からずの設定が必要です。(過剰加圧は、電流通過となり過小加圧は、スパーク発生します。)但しこの基本パターンと異なりコイル材端末接続に際し-突き合わせシーム溶接-する場合に使用されることがあります(使用範囲には、限定条件が存在します。)
溶接電極を円板にして連続した溶接です。シーム溶接の最大なる特長円板電極で回転させ移動させながら溶接することで線状に溶接を形成させます。結果として特徴的な性格を持ち強度上良好なる溶接となります。線状に溶接されたことにより封止性を得られ応力集中のない等分布の負荷を構成することが出来ます。 ※ この機能を得るためには、電極の回転時電源側より安定した溶接電流の供給が必要です。
溶接に必要な設定条件は、この溶接に必要なパラメーターは、溶接部加圧力・溶接時間・溶接電流・溶接速度そして電極形状です。これらの条件を溶接物の材質・形状・目的に適合させて組み合わせ設定します。
シーム溶接機の機器をシーム溶接機以外にも利用されています。
・シーム溶接機の電極板に代わり 介在金属を発熱体として利用する用途。
・シーム溶接機の安定した溶接電流供給を利用して 定温度に発熱体を加熱する。